説明
スリングショットの撃ち方はショートドロー、ミドルドロー(ハーフバタフライ)、ロングドロー(バタフライスタイル)に大別されます。
こちらのスリングショット用の平ゴムはショートドロー(75~90センチ程度の引き)に合わせたものです。
ショートドローは顔や耳をアンカーポイントとして撃つ方法で、最も精度が出しやすい撃ち方です。スリングショットのゴムは引きを長くすれば長くするほど初速が上がりますが、ハーフドローやロングドローは熟練者でなければ的に当てることが難しく、相当量の練習が必要となります。本商品はショートドローで鳥類を狩るには十分な威力を有しているため、害鳥駆除や自由猟を行おうと考えている方にお勧めのゴムとなっております。
長さ:15cm
厚さ:0.6mm
幅:20mm~12mmのテーパー加工
初速:78m/秒(9mmスチールボール使用、ゴム伸び率最大の状態まで引いた場合の初速です)
低温時(5度)45m/秒
冬の低温時には初速が落ちるのでこちらの冬用スリングショットゴムをお使いください。
*弾受けの色が異なる場合がございます
こちらのゴムはこちらの9mmのスチール球用にチューニングしてあるため、大きさの違う玉を使うと精度が落ちるだけでなく、ハンドスラップ(手がゴムが叩かれる)やゴム寿命が短くなる原因になります。
初速値はゴムを引いて直ぐに離した場合の数字です。ゴムを引きっぱなしにすればするほどゴムに蓄えられている熱エネルギーが失われるため、初速が落ちます。
スリングショットで的を射抜くには最低でも40時間の練習が必要となります。また正しい姿勢、正しい玉の持ち方を身に付ける事で上達速度が上がりますので、こちらのスリングショットの練習方法のページでスリングショットの基本的な知識を身に付けてください。
また、スリングショットでの跳弾での怪我を防ぐために、跳弾の原因と防ぎ方に関して説明しているこちらのページもご確認ください。
スリングショットにおけるゴムの重要性
スリングショットにおいてのゴムとは車でいうエンジンにあたり、ゴムの良し悪しで弾の威力が決定づけられます。単純に分厚いゴムを使えば威力が上がると思われるかもしれませんが、ゴムの厚さと初速の速さは実は単純な比例関係にはありません。ゴムが引っ張られて戻る時の速さは、ゴム内部での摩擦と、ゴム自身の重さによって影響を受けるためで、ゴムは薄ければ薄いほど初速が速くなります。しかし、ゴムが薄いという事は、引っ張られてから戻る力も弱いという事なので、重い球を高速で撃ちだす事は出来ません。逆に厚いゴムなら重い球を撃ち出せますが、初速は薄いゴムに比べて遅くなります。つまり、ゴムの厚さとは撃ち出したい球に対して最適なもの選択する必要があるということです。
本商品が優れている点
上述のようにゴムの厚さは玉の重さによって決定する必要があり、本商品は初心者の方でも扱えるよう引きが軽く戻りが速いゴムを使用し、9㎜のスチール球2.98グラムに対して最適な厚さのゴムの厚さで構成されています。さらに、初速を高めるために先細り加工を施しており、通常の無加工ゴムよりも30%ほど初速が高くなっています。
なぜ平ゴムなのか?
スリングショットにおいてゴムの形状は丸ゴムと平ゴムの2種類に大別されます。他のページでも説明していますが平ゴムは引きが軽く初速が速いのが特徴で、丸ゴムは引きが重く初速が遅いが耐久性が高いのが特徴となっています。それぞれ一長一短はありますが、当店では平ゴムを推奨しております。その理由は、初速が速いということは威力だけでなく精度も出しやすい点にあります。スリングショットの弾道は山なりであるため目標に対してやや上を狙わなければ目標に当てることはできません。初速が遅いとその角度も大きくなり、目標との距離を測り誤れば、目標の下に当たったり上をかすめたりと精度を出しずらくなります。平ゴムの場合初速が速いので、弾道も丸ゴムと比べて真っ直ぐになり、距離の読み間違いの許容度が大きくなります。また、引きが軽いので腕力に自信のない女性や年配の方でも手が震えることなく使用できる点において、精度を求められる狩猟や害鳥駆除の目的には平ゴム以外無いと考えています。
匿名 –
丸ゴムを使っていましたが、こちらのゴムの方が断然軽く狙いやすい。初速も体感ですが丸ゴムより速い。